1999/07 北海道・東北地方へ

その4 ついに北海道に上陸!!


07月19日(4日目)   バイク移動距離 250km   小樽→富良野
 3時頃に起きて出発の準備を整える。寿から連絡が入り、フェリー乗り場で出迎えてくれているとのこと。甲板にでてみると寿と直ちゃんが海岸で手を振っていた。4時に着岸し、車両甲板へ行って荷物のパッキングをする。
 この後、フェリー乗り場でだらだら過ごしていると、海物語のマスターがやってきたので、後で行くことを伝える。結局、王将男、中野さん、関口君、あかつきさん、寿、直ちゃんの7人で海物語に行くことになった。中野さんを先導に一路海物語へ。海物語はライダーのために朝早くからオープンしており、(フェリーの到着時間に併せて開けているらしい)、北海道の幸を味わうことができるところである。ここは初めての北海道旅行の時に同じフェリーの人に聞いたところである。
 海物語に到着し、さっそくミックス丼を注文する。できあがるのを待つ間、壁に貼ってある写真を見たり、これからの話をしたりしていた。ミックス丼はウニ、いくら、いか、サーモンがのったどんぶりに鉄砲汁がついたもので、早速北海道の幸を味わうことができた。飯を食べ終わった後もそのまま8時頃までくつろいでいた。途中で店においてあるもので仮装大会が始まってしまうし・・・。軍服やステッキ、刀やマシンガンなどいろんな物が置いてあった。
 店においてある物はただの飾り物かと思っていたが、売り物と言うことで、ヨーロッパの方のものと思われる短剣を購入してしまった。3万円也。寿も古めかしいランタンを購入していた。このまま寿の見送りにフェリー乗り場に向かう。あかつきさんはそのまま出発していった。途中、ガソリンスタンドによって給油していると関口君は留萌周りで行くため先に出発することにした。
 寿と直ちゃんの二人は8月末にここ小樽にある教会で結婚式を挙げると言うことで、どんなところか見に行くことにした。このとき結婚式に勝手に押し掛けようと思っていたが、本人たちには「行けるわけないやろ!!」と黙っていたが・・・(^^;; フェリー乗り場に着くが、さすがにこの時期に帰る人は少なく、全部で10台くらいしかバイクは止まっていない。甲板にでてきた二人にお別れを言って出発する。
 王将男は高速に乗っていくということでフェリー乗り場をでてすぐに分かれる。自分と2号は下道で北上することにした。さすがに9時を回っているため車の数が多い上に前にトラックがいて最悪状態。排気ガスがたまらない・・・。道道を抜け、国道337号線に入るとペースも上がる。道は2車線でとても走りやすいが、眠くなってしまうひたすら眠気と戦いながら、国道231との交差点へ。ここで2号がガソリンを給油したが、なぜか旗の色が黄色である。(黄色は道東の旗の色なのに・・・)国道275号線に入ったところで2号と分かれて自分はそのまま北上していく。北竜町のひまわりの里に到着し、ひまわり畑へと行くが、ひまわりは全くというほど咲いておらず、一面の緑だった。まあ、これは聞いていたから予想通りだったが・・・。(以前一面黄色の畑は見ているし)
 早々に出発し、神居古潭を目指す。駐車場にバイクを止めて橋を渡り旧神居古潭駅へ。以前来たときと全く変わっておらず、なにもない・・・。しばらく散策した後バイクのところに戻った。出発しようと思ったが、おなかが減ってきたので近くの店でゆでトウキビを購入して食べることにした。(ほんとはスイートコーンは嫌いだが、背に腹は代えられない)しそジュースなるものがあったのでこれも飲んでみることにした。さっぱりした味だったが、水分をとったため一気に汗がでてきた。
 地図を見て国道12号線から道道4号線に入り南下していく。そのまま富良野に向かうと時間が早すぎると思い、地図に書いてあった夫婦滝というものを見に行くことにした。5km程度のダートを行ったところにある滝だった。地図の縮尺を勘違いしていて始め2kmくらいかと思っていたが、いくら走っても滝が見えてこない??? ふと地図を見て縮尺が倍だったことに気がついた。(道理でなかなか到着しないはずである)さすがに人は誰もいないが、熊がでてきそうで怖い。写真を撮ってそうそうに戻ることにした。国道38号線に入ると車の数が多くなってきた。ひたすら国道を南下してやっと富良野市内へはいる。ファーム富田に行ってみたが、あまりの人の多さに嫌気がさし、すぐに出発することになった。
 来た道を戻り、富良野駅の前を通り過ぎて道道298号線からダートの253号線を通って走って行く。前に走っていた車が遅い上に道を譲ってくれなくて頭にくるが、まだ道とバイクになれていないため追い抜くこともできない。舗装道路のところでやっと追い抜いて一気に走っていき、ライダーハウス「ラベンダー」に到着する。
 2号はもう到着しており、連泊の人と話をしていた。今日は別館の方で地元の集まりがあるということで本館の方に荷物をおくことになった。しかし人数が多くてしゃれになりそうにない。しばらく2号と話をしていたが、時間もあると言うことでジャム園の上の展望台に行くことにした。人がいっぱいのジャム園の横を通り過ぎて展望台へと走っていく。前はほとんど人はいなかったのにえらく車が多い。ダートの砂利が飛ばされてほとんどない状態になっていた。ダートを駆け上がり、展望台に到着、やはり人が多い。
 ライダーハウスに戻ってビールを飲みながら話をしていると、王将男、あかつきさん、関口君が次々と到着してきた。今回は常連客がいないため竈の準備や飯の準備を手伝うことになった。そして夕食時間となり、みんなでジンギスカンを食べる。今回、夕食をとる人が14人と、かなりの人数となった。
 腹一杯食べたが、さすがに全部を食べることはできない。その後、順番にお風呂にはいるが、人数が多いため王将男と一緒にはいることになった。ここの五右衛門風呂にはいるのは初めてである。王将と話をしながらゆっくりと風呂に入る。10時頃からぼちぼち寝る人が出始めていた。隣の宴会が終わったのは11時頃で、片づけが終わったところで別館の方へ移ることにした。結局その後もここで知り合った「JR」と「なすび」と話をして、寝たのは12時を回っていた。ちなみにJRは今度JR東海に就職した人で、なすびは懸賞生活のなすびに似ていたから付いたあだ名である。おもしろい二人だった。
 01 小樽フェリーターミナルにて(提供王将男)
 02 海物語のマスターと(提供2号)
 03 旅を終えて地元へと帰っていく二人
 04 一面の緑のひまわり畑
 05 富良野の展望台一面(?)のラベンダー