| 1999/07 北海道・東北地方へ その16 ついに北海道を後にして東北へ |
| 07月31日(16日目) バイク移動距離 160km 函館→青森県 階上町 |
| 朝7時頃に目が覚める。久々にゆっくり寝られたような感じである。荷物の整理を済ませて8時頃から朝食をとる。またも北海道の幸のオンパレードで、げそのみそ汁、いかさし、サケの照り焼きというメニューだった。天気予報をみると北海道はずっと雨になっているが、東北地方の天気はいいようである。荷物のパッキングを済ませていざ出発しようと思ったら、急に雨が降り出した。しばらく待っていたがやむ気配がないのでカッパを着こみ、雨の中を出発することになった。 フェリーは12時出航で時間が十分にあるので函館の町中を観光していくことにした。適当に町中を走っていると観光案内板があったのでそれに従って進んでいく。現在は公園になっている北海道庁函館支庁庁舎に行き、ちょうどいた観光客に写真を撮ってもらう。写真を撮っていたら観光バスが到着して人がぞろぞろと下りてきたのでそうそうに出発する。続いて近くにあったハリスト正教会へと行く。道路脇にバイクを止めて教会に行くが、カッパを着ていたため、中にはいるのは断念。人がいなくなるのを待って写真を撮った後、早々にフェリー乗り場へと向かうことにした。 フェリー乗り場へ向かうがよく道がわからない。ちょうどガソリンもなくなってきたので給油ついでに道を聞くことにした。なんとか行き方もわかったところでフェリー乗り場に向かうが、橋を二つ越えなければならないところを一つ目のところで曲がってしまった。(^^;; というのもフェリー乗り場の案内板があったせいであるが。しかしいってみるとそこは貨物専用のところで客船はもっと先ということだった。今度は無事フェリー乗り場に到着して乗船手続きをする。 10時半に到着したため乗船まで1時間近くあった。とりあえず雨はやんでいたので荷物の整理をしたり、漫画を読んで時間をつぶした。おなかも減っていたのでレストランでなんか食べようかと思ったが、高くて断念。別にあったセルフの食堂でカレーを食べることにした。こんなことなら函館の町中でなんか食べておけばよかった。(T^T) 乗船時間が近づいたのでバイクのところにいって乗船の準備をする。フェリーに乗ってそうそうに場所を確保する。思っていた以上に乗船客は多い。出航まで雑誌を読んだりして時間をつぶしていた。 出航後、しばらくしてから甲板へとでてみる。北海道の方をみると雨雲に覆われてどんよりしているが、進行方向の東北の方は晴れている。ラッキー!!(^_^) 昨晩登った函館山の山頂は完全に雲に覆われているため、今日だったら夜景を見ることはできなかっただろう。船室に戻り、後は到着まで眠っていた。船内放送で目が覚め、あわてて準備をしてバイクのところに行く。普通は着岸までは絶対に船倉に入れないのにこのフェリーでは中にはいることができた。しかし相変わらず早々とエンジンをかけるやつらがいる・・・。着岸後、車の後に続いて下船する。外はむちゃくちゃいい天気で逆に暑いくらいだった。 フェリーを下りて青森ベイブリッジを越えていく。この橋の下に展示されているねぶたの台車を見に行ったが、まだ展示されていなかった。国道4号線から国道103号線に入って南下していく。途中、岩木山展望台という見晴らしがいいところがあったのでここで休憩をとることにした。遠くに八甲田山が見えるはずだったが、もやがかかってほとんど見えなかった。ここにある碑に近づくとおもむろに歌が流れるようになっていたが、何の歌かはよく分からなかった。国道103号線を南下していくと、途中で遅い車に捕まり、なかなかペースをあげられない。八甲田山ロープウェイ駐車場に入る。以前きたときは天気が悪かったため登らなかったが、残念ながら今回も山頂付近に雲がかかっていたため、登るのをあきらめる。 国道を進んでいくが、またも遅い車に道を阻まれる。結局前の遅い車が国道394号線に入っていくまでひたすら後ろを走る羽目になった。奥入瀬渓流に行くため途中から102号線へ。時間も遅かったこともあり、ほとんど車が走っていなかった。 奥入瀬渓流の入り口で少し休憩した後、渓流に沿った道を登っていく。以前きたときは人と車であふれかえっていたが、このときは全く観光客がいなかった。(時間が遅いとはいえ何でこんなに少ないのだろう?)雨が降っていたせいか、水量が増えており、穏やかな渓流という感じではなかった。写真のポイントを探しながら奥入瀬渓流最大の滝である銚子大滝のあたりまで登っていった。スローシャッターでよくある渓流の写真を撮ろうと思っていろいろとシャッター速度を変えてとってみたが、どの程度が妥当なのか全くわからない。写真を取り終えて一気に川を下っていく。102号線をひたすら東へと進んでいく。時間も遅いせいか走っている車も少ない。国道4号線にはいる頃には日も落ちてきて暗くなり始めていた。どこに泊まろうかと考えながら国道45号線をひたすら進んでいくが、なかなかいいところが見つからない。ちょうど近くにあるカワヨグリーンYHに連絡してみようかとも考えたが、北海道で贅沢しすぎたことを考え、今日はキャンプにすることにした。 もう夜の8時を回っていたため、いい加減につかれもでてきていたころで道の駅「はしかみ」に到着する。道の駅はもう閉まっている上、テーブルやベンチなどもあってキャンプするにはちょうどいい。早々に場所を決め、テントを張って夕食の準備をする。今日の夕飯も卵のおじやにみそ汁とわびしい食事だったが、おなかは十分にふくれて満足、満足。後かたづけを終えて9時半頃には早々に寝ることにした。 眠りに落ちそうになった頃に隣から聞こえる物音にびっくりして目が覚めてしまった。ちょっと怖かったが、のぞいてみると横でテントを張っていたので、同じ旅行者かと安心して眠りについた。マジでおそわれるかと怖い想像をしてしまった。(^^;; |
| 01 函館山をバックに 02 岩木山展望台後ろに八甲田山が見えていたが・・・ 03 奥入瀬渓流 |