| 2000/06 八重山諸島へ その3 石垣島観光 |
| 06月18日(3日目) 移動距離 168km 石垣島 |
| 朝6時に携帯をセットしていたが、6時半頃まで布団の中でだらだらとしていた。ふと窓の方を見ると日が差している!!飛び起きて窓を開けてみると確かに日は差しているが、雲も多く、まだ雨が降りそうな感じだったが、希望がもてる天気である。昨日までの天気予報ではずっと雨だったからなあ・・・。 7時頃に朝食をとる。メニューはご飯にオムレツ、キャベツにフルーツである。食後、観光の準備をして7時半にバス停へと向かう。9時45分くらいにバスがやってきたので早速乗り込む。乗客は2名しかいなかった。このバスは左回りに島を一周してバスターミナルまで行くため約2時間かかる。 雨は降ったりやんだりの繰り返しで、途中で太陽は完全に隠れてしまった。海岸の道を進み、途中一人乗客を乗せて伊原間に到着。ここで全ての乗客が降りてしまった。このバス停で一時停車してから出発する。ここでバスターミナルまでの料金を支払う。1250円也。出発後、風景がよく見えるようにと一番前の席に移動した。 途中で乗ってきたのは全部で3名とかなり少ない。バス停ではないところで手を挙げて乗ってきた人もいたし・・・。(^^;;ルートの関係から、伊原間と川平は奥まで行ってから引き返すというルートになっていた。バスターミナルまでは運転手とずっと話をしていた。 市内にはいるころになると雲もなくなって陽も差し始めた。ラッキー!!(^_^)/ 適当に町を歩いていき、国道390号線にでる。「ここが国道?」というような道を歩いて沖縄ツーリストOTSレンタカーに到着した。 この店で軽自動車の「ライフ」を9時間レンタルすることにした。一番下のクラスでもよかったが、ちょっと贅沢してしまった。(^^;; ガイドブックを持っていたため20%値引きがあって4500円となり、保険代と併せて6195円となった。帰りは星野までの送迎はできないと言うことで、少しでもバス代をケチるため白保まで送ってもらうことにした。レンタカーの走行距離は2917kmとまだまだ新車状態。石垣の観光ガイドをもらって出発する。 バスのルートと同じように島を左回りにまわることにして、国道390号線を東へと進む。白保をすぎると一面サトウキビ畑が続く道になる。国道を北上して星野をこえ、ひたすら走っていく。雨のせいか、道路に石などが転がりでていて危ない。脇道を少し山を登ったところに展望がすばらしいという玉取崎展望台があった。ずっと雨の予報の上、この時期のせいか、観光客がほとんどいない。車はレンタカーが一台止まっているだけだった。車を止めて展望台へと歩いていく。ここからの南北の海岸線の風景はとてもきれいで、いかにも南国の海である。周りにはハイビスカスが咲き乱れ、南国感をいっそう強いものにしている。山の方はまだ雲がかかってすっきりしないが、海上は完全に晴れ渡っていた。 国道に戻ってさらに北上していき、県道206号線に入ると一転して山の中を走る道になった。途中に鍾乳洞の案内があったが、ガイドブックにも載っていないところなのでたいしたところでもないだろうと思ってそのまま通り過ぎた。あとで行っておけばよかったかなと思ったが・・・。 途中で「平久保崎灯台」の案内を見つけてそちらに進路を取る。道が狭く、両側から雑草が迫っていて走りにくい。途中に牛とかもいるし・・・。5分くらい走って灯台の駐車場に到着した。 灯台は低い位置に立っているため見下ろす形になっていた。その前は全て海である。海底が砂のせいか、海の色がコバルトブルーでとてもきれいだった。ダイビングの船と思われる船が一艘浮かんでいるだけで、他には何もない。数枚の写真を撮ってから車の所に戻って出発する。 県道206号線から県道79号線にでてから西へと向かう。朝バスで通った道で特に変わった感じもなかったが、海岸にでるとどうも雰囲気が違う。この日は大潮だったらしく、朝は道路脇まで海があったのに、このときは遙か遠くまで海が後退していた。海面が2m近く下がっている感じである。遙かに潮の引いた海を横目に西へと向かう。ガイドブックにヤエヤマヤシの群生地というのを見つけ寄ってみることにした。 脇道に入って300mくらい進んだところに駐車場があった。車を止めてから案内図に従って椰子の群生地に向かって歩いていく。途中までコンクリートで舗装された道路だったが、途中から珊瑚を敷き詰められた道になってサンダルで歩くのがつらくなってきた。さらに雨のためか道が川のようになってきた。100m位歩いたところにヤエヤマヤシの群生地があった。 遊歩道を造ったせいか根の部分がちぎれかけているところもあった。群生地と言うからもっと一杯生えているかと思っていたが思ったよりも生えている数は少ない。ただこれでもこのヤシの群生地は他にあまりないそうである。そのまま遊歩道を歩いて展望台に向かったが、途中の道は歩きにくい上、木が生い茂っていて結構怖い感じである。しかも怪しい鳥の鳴き声が聞こえてくるし・・・。(^^;; 天気も良くなってきたので展望はかなりよくなった。後から考えると群生地から直接展望台に行かないで、駐車場に戻ってから展望台に行った方が、歩きやすい上に近かったと思われる。 駐車場にあったお店「ぱぱ屋」にはいって土産物を見る。キーホルダーなどを探すがいいものがなかったため、何も買わずに外にでる。表に「パイナップルとサトウキビのジュース」というのぼりに惹かれてこれを飲んでみることにした。注文するとおもむろにパイナップルをジューサーにかけ、サトウキビを機械で絞り始めた。パイナップルのジュースにサトウキビの絞り汁を加えてさらにジューサーにかけてできあがり。店先のいすに腰掛けてできたてのジュースを飲んでくつろぐ。 水分をとったため一気に汗が噴き出してきた。暑くなった車を冷やしていたら老夫婦が車でやってきた。「群生地は見る価値あるか?」と聞いてきたが、人によって価値は違うのでまともには答えられない。結構近いから行ってみてもいいのでは?と答えておいた。県道に戻って西に走っていくと、米原キャンプ場のあたりにえらく奇抜なシーサーの像が並んでいた。どうやら陶芸家か何かの作品らしい。さらに進んでいくと大きな駐車場になっているところがあった。吹通川と言われる川の河口付近で、一面にマングローブの森が広がっていた。干潮のため、かなり地面が現れていたので階段を下りて川岸まで歩いていくことができた。 干潮で海はかなり遠くまで引いており、遠くまで海底があらわになっていた。吉原あたりのパーキングで車を止めて休憩をとる。ここから遠くに見える川平湾はとてもいい景色で他にも観光客がやってきていた。遠くに青い川平湾が広がり、その手前は一面の緑の覆われている。残念ながら写真ではこの景色は再現できなかった。(T^T)県道207号線に入って川平の町中へと入っていく。川平公園の手前にあった駐車場に車を止めてガイドブックを見る。周りにはグラスボートの発券所が一杯立ち並んでいた。どうせスキューバで潜るんだからここで見る必要はないと思って展望台に行くことにした。 神社の脇を抜けて展望台へと向かう。展望台からの眺めはとてもいいが、グラスボートが10隻以上停留していて風景を台無しにしている。せっかくいい感じの浜辺なのに・・・。近くにあった高嶺酒造で泡盛の作成を見学していこうと思って店によって行くが、人も誰もいなくて、やっていないようである。中にあった製造場所の電気も消えていたのでそのまま外にでていった。結局この日は開いていなかったのだろうか?でも入り口は開いていたしなあ? 県道79号線に戻って南下していき、途中から御神埼灯台に行くため脇道にはいる。急激なのぼり道になっていたためさすがに軽だと結構つらい。細い道を登っていき、駐車場に車を止めて灯台に向かう。やはり観光客はほとんどいない。灯台の先は整備された公園のようになっており、途中に昔の遭難事故の鎮魂碑が建っていた。先端はかなり険しい岩場になっていたので、サンダルでは危険と判断して登らなかった。マジで落ちたら死ぬような所である。 県道に戻って南下し、途中から「八重山民俗園」に行くため県道208号線に入る。ここは昔ながらの沖縄の建物が移設されており、資料館みたいになっているところである。空は晴れ渡り、気温がさらに上がってきた。昼近くなってきたせいか、観光客も多くなってきた。入園料を払って中に入る。 他と同じような感じで、移設された民家にそれぞれの民具が展示されている。一番大きな建物である「八重山屋敷」で、民族衣装を着させてもらうことができる。(500円也)まずは男性用の衣装を着て写真を撮ってもらう。せっかくだからと女性用の衣装も着て記念撮影を行った。 部屋で三味線を弾いている人がいたので話しかけてみる。音符を見せてもらうが、まるで漢文みたいで全く読むことができない。しばらくこのおじさんと話をしてくつろいでいた。この先に会った檻の中にはなぜか南米などにいる小さな猿が展示されている。その奥にマングローブの森があるということだったので行ってみることにした。今引き潮になっているせいか水がほとんどないが、あちこち水が残っていて中にはさすがに入れない。土産屋でキーホルダーとフィルムを購入してそうそうに出発した。 ほとんど車の走らない県道を進み、県道211号線から79号線を経由して観音崎灯台へと向かう。しかしどのあたりが突端かわからないまますすみ、気が付くと行きすぎていたようである。そのまま東に向かっていたら、いつの間にか県道に戻っており、そのまま国道を通ってレンタカーショップの前まできてしまった。ここで返しても時間が中途半端になるため食事にいくことにした。ガイドブックに「郷土料理・磯」という店を見つけて行ってみるが見あたらない。車のため小回りも利かず、道幅も狭いためなかなか細い道に入る気がしない。結局店を探すのをあきらめて竜宮城鍾乳洞に向かうことにした。 この鍾乳洞は最近になって公開された鍾乳洞で、日本最南端の鍾乳洞とうたっていた。まあ、確かに最南端かもしれないが・・・。しかし入場料がなんと1050円もするというのはびっくりである。せっかく来たので渋々料金を払って中に入る。今まで行った鍾乳洞の中で一番水の滴りの多い鍾乳洞だった。あまりにひどいときにはルートを短縮するのか、あちこちにショートカット用の遊歩道があった。この日は問題なく通常のルートを歩くことができたが・・・。しかし鍾乳洞の中にネオンで「竜宮」とか浮かび上がらせたり、宝の貯蔵庫のイメージでコンクリートで貯蔵庫を造るのはやめてほしい・・・。 雨だれの滴る鍾乳洞を抜けて外にでて最初の一言は「暑い!!」である。出口に小さな売店があったが、ここでは何も購入せずに外にでた。ここのベンチでしばらくくつろいでいく。ここの出口は竜宮城のイメージの建物になっており、記念写真用になっているらしい。せっかくだからとここで写真を撮ってから駐車場に戻る。ガイドブックを見て観光する場所を探すが特に見つからず、飯を食べる場所を求めて町中へと戻った。 先ほど探し損ねたお店を見つけるため、車が一台しか通れないような道を入っていくと発見。こんな所にあるんだ・・・。ガイドブックに書いてある地図とちょっと場所が違っていたため見つからなかったようである。さすがにこの時間には人も少ないようで、駐車場には車は止まっていなかった。狭い駐車場に何とか車を止めて店にはいる。 この時点でもう17時となっていたので、夕食を考えると食べない方がいいが、遅い昼食(どこがや)ということで食べることにした。メニューを見てまずは「ソーキそば」を注文。ついでラフテーも注文した。注文して日記を書いていると5分もしないうちにもうメニューがでてきた。えらく早いなと思いながらもとにかく食べてみる。ラフテーはとてもおいしかったが、ソーキそばがあまりおいしくない。というか、元々こういう味みたいであるが、どうも自分の口には合わないようである。食事を終えて1400円支払っているとレジ横にある巨大な「サーターアンダギー」に惹かれて購入してしまった。 腹も落ち着いたところで時間を見ると5時半をまわっていたのでレンタカーショップに車を返しに行く。この日は日曜日だったため、島のガソリンスタンドは開いていない。このためガソリンは距離計算で算出しなければならない。車の走行距離は168kmだったが、ガソリン代は1800円もした。うーむ、燃費を考えると高い・・・。 支払いを済ませてから店の車で白保まで送ってもらう。これで300円くらいの節約になる。そして白保のバス停に送ってもらって着いた時間はまだ6時前と1時間以上待たなければならない。さすがに時間があるので、近くの店でビールを購入、先ほど購入したお菓子をつまみに店の前で飲む。 6時くらいからバス停の付近でバスのくるのを待つ。バスがくるのは40分になっていたが、時間になっても全く現れる気配がない。その間、蚊の襲撃にあって最悪だった。やっとバスが来たのは6時55分。バスに乗ると相変わらずクーラーが利きすぎていた。 YHに戻ると今日は泊まり客がいるようで部屋に荷物が置いてあった。その後、もう一人もYHに到着。食後、シャワーを浴びてさっぱりした後、談話室でみんなと話をする。ちなみに今日の泊まり客は自分を含めて3人。9時からお茶の時間となって、そのまま寝るまでみんなと話をしていた。ちなみにこのうち一人はあしたファンダイビングをするということで、お店まで一緒に行くことになった。明日の朝食は7時なので6時半頃に起きようと言うことにして11時頃に就寝。 |
| 01 玉取崎展望台にて 02 マングローブの森 03 展望台から遠くに川平湾を望む 実際はもっと眺めがよかったんだが・・・ 04 民俗園で琉球衣装(男性用) 05 民俗園で琉球衣装(女性用) |