| 1999/07 北海道・東北地方へ その12 海岸線から夕日を眺める |
| 07月27日(12日目) バイク移動距離 180km 美瑛→雄冬 |
朝日が見えるようであれば写真を撮ろうと思っていたが、残念ながら朝から雨が降っていた。ラッキーさんに起こされて一度は起きたもののまたも深い眠りへとはいる。7時頃になると暑さのため寝られなくなり起きることになった。2階のロフトに寝ているため、熱気が全部上にたまってあついことあついこと。(^^;; さらに追い打ちをかけるようにどこからやってきたのか蜂の襲撃を受ける。自分は大丈夫だったが、横で寝ていたNさんは背中を刺されてしまっていた。枕で押さえつけた後、上からたたきまくって何とか退治したが、まじでしゃれにならない・・・。7時半から朝食となり、みんなと話をしながら食事をとる。今日の朝食はトーストに卵である。まだ雨は降っていたが、だいぶ空が明るくなってきた。天気が悪いようだったら連泊しようとも考えたが、天気が回復しそうだったので出発の準備をすることにした。Nさんが今から拓真館にいくといっていたので一緒にいくことにした。 自分が先導して拓真館へと向かうが、あちこちに案内板があるため間違うことなく到着する。拓真館は前にきたときと周りの様子がずいぶん変わっていた。駐車場がかなり大きくなっており、土産物屋とかまでできていた。時間が早いからそんなに観光客も多くないと思っていたが、観光バスが何台も止まっていた。考えが甘かったようである。 次にどこに行こうかという話になり、宿で紹介された万華鏡館「花曼陀羅」に行くことにした。しばらく走ると、あぜ道の向こう側に小さな小屋らしき建物が見えた。しかしその建物にいってみると休館日なのか時間が早いのかはわからないが開いていない。(T^T) しばらくここで話をしていたが、ここにいても仕方がないため出発することになった。道路にでたところでNさんと別れ、美瑛の丘の中を適当に走っていく。少し走ったところに新栄の丘と書いた看板を見つけ休憩をとる。なかなか眺めがよいところで、天気もまずまずである。写真を撮ってから近くの店で売っていたカボチャのソフトクリームを食べる。バニラとカボチャのミックスソフトクリームを食べたが、味はいいが、手がべたべたになってしまった。 国道237号線にでた後はを南下していき、管野ファームへ。写真を撮るためにやってきたが、あまりの人の多さに1枚だけ写真を撮ってそうそうに出発することになった。このまま南下していっても仕方なので今度は国道を北上していく。 美瑛を抜けたところにあるローソンでひとまず休憩。水分補給のためジュースを飲みながら今後のルートを検討する。旭川から留萌の方へ抜けて海岸線を南下していくことに。国道を北上し、旭川市内を迂回するため道道98号線へ。そのまま国道12号線へと入り西に向かっていく。先日通った神居古潭の横を抜け、道道57号線へとはいる。ひたすら西へと向かい国道233号線へ。車の台数も少なく流れもとてもよい。 さらに西に向かって走って行くが、ルートが単調なせいで眠気がおそってくる。休憩して眠気を覚ましながら進み、留萌に到着。千望台という山の展望台に行こうと考え、国道から逸れて町中に入って行く。が、案内板も見つからず、山への道が分からなくなり、結局国道231号線へとでてしまった。それなら黄金岬へ行こうと考え、案内板に従って進んでいく。 以前ここに来たときはちょっと立ち寄っただけだったので全く記憶に残っていない。さすがに夏のためか、海水浴客と思われる車が道路脇にいっぱい並んでいた。自分も道路脇にバイクを止めて黄金岬の碑のところで写真を撮る。ここでキャンプしようと考えて、キャンプ場を探してみるがどうも見つからない。辺りをさんざんうろついても見つからなかったが、ふと道路沿いの小さな場所にテントが張ってあったことに気がつく。どうやらこの小さなスペースがキャンプ場らしい。全部で10張りくらいしかテントを張れない上、ファミキャンばかりだったのでここでテントを張るのをあきらめて出発する。 国道に戻る途中、千望台の案内板を見つけ行ってみることにした。案内板に従って進んでいき、山の頂上へ。以前来たときと全く変わっていなかった。さすがに遠くはもやがかかっていたため、利尻富士などは見えなかったが、眺めはとてもよかった。 山を下って国道231号線にでて南下していく。ひたすら南下を続けていくと、国道は海岸線から山の中へと入っていく。この辺りからまたもトンボが大発生。その先の大別刈パーキングに入って休憩をとる。地図をみると雄冬というところにキャンプ場マークを発見し、ここに行ってみることにした。海辺のためかかなり風が強い。 途中の岩尾温泉で温泉に入っていこうとも考えたが、めんどくさくなりそのまま通り過ぎる。雄冬に入ったところで展望台の案内板を見つけちょっと寄ってみる。かなり勾配のきつい道路を登って駐車場へ。ここからはバイクを止めて階段を登って展望台まで行くようになっていた。途中にあった「まむしに注意」という看板がちょっと怖かったが、オフブーツを履いているから大丈夫だろう。何とか階段を登り、展望台に到着する。ほとんど人工物が見えず、眺めのいいところだった。崖から崩れ落ちた岩が積み重なっていて、今にも落ちそうな感じである。 山を下って少し南下したところにキャンプ場はあったが、はじめ気づかずに行きすぎてしまった。道路と海岸との間にいる小さなテントサイトであるが、水場とトイレも完備されているところである。ただ、この日は風がむちゃくちゃ強かったため、テントが飛ばされることが気がかりだった。まだ時間は早かったので先に進むこともできたが、もう動く気が起きず、ここでキャンプすることに決定する。 テントを張っているとチャリダー(Iさん)がやってきて話しかけてきた。この先、なにもないことを告げると、彼もここでキャンプすることになった。その後さらにライダー(Kさん)もやってきて最終的に3人でキャンプをすることになった。風の強い中、何とかテントを張り、風よけのため、バイクをテントの風上にたてる。これで少しは防げるだろう。 このキャンプサイトの横にはかなり歴史のあるわき水がでている。せっかくだからとペットボトルに汲んで飲んでいたが、地元の人がやってきて「以前この水は飲めませんという看板が立っていた」といっていた。「マジか?」と思ったが、本当にやばい水なら間違いなく看板が立っているだろうし、その人も未だ問題ないと言っていたから大丈夫だろう。(^^;;近くの店にビールを買い出しに行き、酒を飲みながら夕食の準備をする。今日の夕食も卵スープのおじやである。夕食の準備をしている間に日が落ちてきたのでせっかくだからと夕日の写真を撮る。水平線に沈む夕日がとてもきれいだった。この後はみんなで飯を食べながら酒を飲みながら夜まで語り明かした。そして10時頃には就寝。 |
| 01 遊岳荘の前で他の人たちといっしょに記念写真 02 美瑛 新星の丘 03 留萌 黄金岬にて 04 雄冬のキャンプ場でIさん、Kさんと |