1999/08 北海道・東北地方へ

その21 日本海を見ながらひたすら南下


08月05日(21日目) バイク移動距離 380km  秋田県 男鹿半島→福島県 喜多方市
 結局よく寝付けないまま朝の5時頃に起床。テントの撤収に取りかかる。朝食は残っていたインスタントラーメンを食べることに。これでやっとなくなった。朝食を終えて出発の準備ができたのはもう7時前であった。昨晩、牛タンを差し入れしてくれた家族にお礼を言って出発する。出発して一気に道路に出ようと思ったが、ホテルの横になまはげの面を発見して記念写真を撮ることにした。三脚で写真を撮ろうとしたら、誤って倒してしまい、カメラが傷だらけになる。何とかカメラ本体に支障はなかったので助かったが・・・。(^^;;
 どうせなら別の道を走っていこうと考えて海岸線沿いに時計回りに県道59号線を走っていく。そのまま県道55号線から国道101号線へと入る。以前来たとき結局そのまま通り過ぎたなまはげの像のところに寄っていく。警察が交通安全の運動の一環として設置しているようである。通勤の車を横目にここで記念写真。
 国道101号線を進んでいき、県道56号線の入り口にある道の駅「天王」で休憩。この道の駅には風呂まであり、ここでキャンプすればよかったとちょっと後悔する。これで2度目である。(T^T) 海岸線を走る県道56号線から国道7号線を走っていく。千秋公園に行こうと県道56号線から脇道に入ったため、自分の現在地が分からなくなってしまった。とりあえず目印が見つかるまで適当に走っていき、何とか千秋公園に到着した。
 千秋公園の駐車場にバイクを止めて公園内の見学に行く。ここは秋田城のあったところで現在は公園に整備され一般に開放されている。中にはほとんど建物はなく、だだっ広い広場があるだけである。復元された城に行くが、鉄筋コンクリートの建物だったので入るのをやめる。しばらく中を散策してから近くにあった佐竹史料館に入って中を見学する。中には記念館の名前の通り佐竹氏に関する資料が一杯展示されていた。バイクの近くにいた風船売り(?)の人としばらく話をする。今回ねぶた祭りに参加できなかったことを説明すると、キャンプしている人たちのマナーの悪さが原因であるといっていた。ゴミは捨てる、騒ぐ、盗みはする、けんかをするなどである。うーむ、仕方ないのかなあ?
 渋滞しまくっている町中を進んでいき、何とか県道41号線に抜ける。少し南下したところにあったローソンで朝食を済ませた後はひたすら走っていった。国道13号線はかなり流れがよかったが、国道341号線の交差点辺りからなぜか渋滞してなかなか進まなくなった。いい加減に嫌になって、すり抜けして進んでいくと県道10号線を越えるあたりで何とか渋滞が解消された。しかしなぜ渋滞していていたのだろう・・・。地図で宝蔵時の大ケヤキというものを発見して寄ってみることにした。県道30号線に入って近くを探してみるがどうも見つからない。何とか付近の案内図を見つけ、宝蔵寺に到着する。
 ここは全く観光地という感じではなく、寺もひっそりと建っていた。天保の大飢饉の慰霊碑の横に大きなケヤキの木が立っていた。このケヤキ、幹周りが11mもあってさすがにでかい。人もいなくてゆっくりとすることができた。
 国道107号線から国道13号線に戻り、ひたすら走っていく。いい加減におなかが減ってきたので十文字市でこの国道沿いにあったそば屋に入る。冷たい水を飲みたかったが、おいてあるのはお茶だけだった。ざるそばを食べて何とか腹も落ち着くが、水分を撮りすぎたせいか大量に汗が出てくる。
 湯沢と言うところで力水というわき水がでている。町中に整備された感じでわき水が出ており、地元の人らしき人たちがぽつぽつと汲みに来ていた。自分もペットボトルに給水したが、あまりおいしくなかった。水を飲んだため一気に汗が出てきたのでそうそうに出発する。途中、道の駅「おかち」で休憩。ここは小野小町のふるさとと言うことで出生地とかの案内があったが結局どこにも寄らなかった。道の駅は最近できたところでかなり新しく、休憩所には畳張りのところやシャワーまで使えるようになっていた。
 新庄のあたりで渋滞してきたが、道が狭くなかなかすり抜けができなくてつらい。しばらく進んでいくと対向車のトラックが工事中の柵をはねとばしていた。すぐ真横だったので結構怖かったが特に大きな事故にはならなかったようである。ただこの後、反対車線はしばらく渋滞になるだろう。何とかすり抜けをしながら進んでいき、やっと渋滞を抜ける。どうやら右折車が原因のようだった。
 渋滞を抜けて一気に南下し、途中の道の駅「むらやま」で休憩。空を見上げるとだいぶ雲が多くなってきていた。しばらくここで休憩した後、南下を再開する。後はひたすら走っていき、山形市を抜けたところにあったおみやげセンターみたいなところに入り休憩をとる。ここで夕食代わりに「こんにゃくもち」「玉こんにゃく」を食べる。何とかおなかも少しふくれたところで出発。なんか走ってばっかり・・・。(^^;;
 南下していく途中にあった赤湯温泉で宿に泊まろうと考えたが、結局そのまま走っていくことになった。この先、以前きたとき有料道路は開通していなかったが、今回は完成していた。しかし有料道路の料金300円をケチってそのまま旧道を走っていく。途中の田んぼが一面緑できれいだった。
 米沢市内に入り国道121号線へと進む。町の風景から一変して山の中を進んでいくことになった。夕日がきれいそうであったが、山の影で見えない。(T^T) 途中で県道333号線へ移って進んでいくが、車のペースが速く、前が詰まっているのになぜか追い抜こうとする車が多い。国道121号線に復帰したところで、道の駅「喜多の里」を発見してここに寄っていくことにした。
 この道の駅も新しく、温泉「蔵の湯」というのが一緒になっている。町おこしの一環で温泉でも出たのだろうか?もう時間が7時を回っており、かなり暗くなっていたのでここで野宿するつもりで風呂に入ることにした。ここには畳敷きの休憩所まであり、風呂から上がった後はビールを飲みながらくつろいでいた。結局閉店時間の9時まで粘ってから外に出た。人がいなくなるのを待ってからテントを張ってそうそうに就寝。
 01 男鹿桜島荘 なまはげの像
 02 男鹿半島 国道沿いに飾られているなまはげ 交通安全???
 03 大ケヤキの前で